令和2年9月25日 |
学生・保護者・教職員各位
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三重大学 大学院工学研究科長・工学部長 池浦 良淳
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令和2年度後期の対面授業の実施拡大に向けて
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新型コロナウィルスの感染症の影響は、世界中の人々の生活や経済を混乱させるだけ でなく、生命をも脅かし続けています。日本においても感染者数拡大を阻止する一方、 経済活動を再開させなければならないという難しい舵取りを余儀なくされております。 このような状況の中、三重大学大学院工学研究科・工学部では、感染防止対策をしつ つも教育研究活動を実施するため、4月中旬から遠隔による授業を開始し、5月からは 一部、学内での研究活動を再開致しました。6月には一部で対面授業を再開したものの、 8月の前期定期試験の対面による実施は回避を致しました。学生・保護者の皆様には、 遠隔による授業の受講のための環境整備にご理解とご協力を頂き、心より感謝申し上げ ます。教職員の皆様には、慣れない環境での授業の実施を頂き、感謝申し上げます。 このような状況ですと、学生の大学へ来る機会が極端に少なくなり、特に学部1年生 は、4月以降、大学に一度も来ていないという人もいるのではないでしょうか。大学で の活動として、授業や実習はもちろんのこと、学生同士や教員からの刺激が大変重要で あると考えております。これを踏まえまして、新型コロナウィルスの感染状況は不透明 ではあるものの、10月から始まる後期においては、感染予防を徹底しつつも、できる だけ学生の皆さんに大学へ来て頂くことを検討しています。まずは、学内でないと実施 できない対面の実験、実習を実施する予定です。そして、順次、対面で実施する授業を 増やしていく予定です。1年生の皆様については、授業とは別に大学へ来て頂くイベン トの実施を検討しています。 学生の皆様が安心して大学へ来て頂くためには、徹底した学内の感染防止対策が必要 となってきます。授業においては教職員による感染対策の徹底をお願い致しますが、授 業時間以外の活動については、学生の皆様の感染対策に対する自覚が大変重要となって 参ります。そして学内はもとより、通学時や学外の日常生活においても節度ある行動を 心がけて頂くよう重ねてお願い致します。また、保護者の皆様におかれましても、本学 の感染防止対策と教育に引き続きご理解とご協力を頂きますようお願い申し上げます。 |